2015年6月11日木曜日

生理が変わる②

スタッフ(36歳)

 治療を始めて半年ほど経つと、生理が来る間隔が40~50日の間には来るようになりました。正常な生理周期は28日、23~38日の間とされていますので、普通よりは長い周期ですが、大きな誤差がなく生理周期が安定して来るようになったのは、単純に嬉しかったです。

 さて前回、生理の質が変わったことについて書きましたが、これについて少し説明をしますね。

①経血の色が鮮やかな赤色になった
  体が冷えていると、経血の色が濃い赤紫色や、濃い赤黒になります。私は以前は経血の色を気に留める事はなく、また人と比べることもないので、赤紫色でもこんなものかなと疑問も持たずにいました。ですが治療をしてからの鮮やかな赤色には、本当に経血の色?!と疑ってしまうほどでした。でもこれは治療によって体(特に子宮)が温まった証拠です。経血の色は、鮮やかな赤色~深い赤色~少し暗い赤色が正常と言われています。

②経血がサラサラとして、レバー状の塊がなくなった。
   経血がドロドロして、レバー状の塊がある場合は、子宮が冷えている証拠です。経血はある程度の粘着はあるものですが、ドロドロ~レバー状の塊にまでなってしまうのは冷えによるものです。 
   東洋医学では、この状態を瘀血(おけつ)と呼び、血が滞って、停滞したことにより起こるとしています。また、あまりにレバー状の塊が多い、増えた場合は子宮筋腫の疑いもあるので、婦人科で検査をすることをお勧めします。
   
   経血がサラサラしすぎて、色がピンク色に近い場合は、東洋医学では血虚(けっきょ)、気虚(ききょ)といい、血と気が足りていない状態です。適度なサラサラ~適度な粘着が理想的です。

③経血の量が増えた。   
   経血とは、子宮内膜がはがれて出てきたものです。子宮内膜は、赤ちゃんのベッドと呼ばれるように、受精卵が着床する場所です。内膜が薄いと着床しづらくなります。経血の量がふえたということは、内膜が厚くなった=着床しやすい内膜になった、ということができます。これも子宮の冷えが無くなり、子宮内の血流が良くなったことを意味しています。
   ただし、ナプキンを1時間のうちに変えなければいけないような、あまりにも多量な場合は、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋腫などの病気の疑いもあるので、婦人科で検査をしましょう。

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